ロードバイク(ロードレーサー)

買取入荷)土屋製作所・エベレスト・エスプリ(1985年)

ツチヤトレィディング(旧土屋製作所)の名門ブランド、エベレストから1985年のESPRIT(エスプリ)を出張買取させて頂きました。(埼玉県にて)
マニアの方でしたら、エレストの方がお馴染みかもしれませんね。

(昔の土屋製作所のリーフレット。正確には不明ですが、内容から昭和30年代の第一次サイクリングブームの頃ではないでしょうか)。


(こちらがエスプリの広告。サイクルスポーツ誌1984年12月号より。左下がエスプリです。当時価格で238,000円/265,000円の2種類。)
とにかくエベレストの広告は、黒を背景としたカラー広告の影響もあり、一見さんお断りと言いますか(苦笑)、玄人向け感満載という印象ですね。
もちろん名車にはかわりなく、伝説のビルダー、梶原利夫氏が在籍していたことも有名です。
前身の土屋商店は1905年創業。当時からトライアンフ、BSAなど英国自転車を輸入していた、老舗中の老舗です。創業者の土屋六太郎氏は後年90歳近くなった時、英国大使館から功労賞が貰った程です(ムック『自転車パラダイス』マガジンハウス刊2000年より)
ちなみにツチヤトレィディングはいつの頃かフェラーリの輸入販売店に衣替えされました。現在も営業しており、サイトもありますが、何と、当時のフレームを在庫限りの限定販売している様です。ご興味の有る方は是非覗いてみては如何でしょうか。

・重量:約9.4キロ
・フレーム:タンゲ・チャンピオンNO.2フルセット
・ステム:チネリ95
・ハンドル:日東B65LL
・ブレーキレバー及び本体:ロイヤルグランコンペ(ゴールド)
・リム:マビック モントレープロ 32H(チューブラー)
・タイヤ:ビットリア・ストラーダ
・ハブ:三信
・Wレバー:カンパニョーロ
・Fメカ:カンパニョーロ
・Rメカ:カンパ(ヌーボ)スーパーレコード?PAT83
・クランク:スギノ・マイティ168ミリ
・ギア:スギノ 52×42T
・フリー:三信7s
・クイックリリース:シマノ
・サドル:藤田プロフェッショナル
・シートポスト:サカエ SR LAPRADE 26.8ミリ
----
三月銀輪館ではロードレーサー、ツーリング車を買取しております。
三月銀輪館のWEBサイトを是非御覧ください。

◇横尾双輪館/ホルクスのロードレーサーを買取


東京は上野の老舗、横尾さんのHOLKSを埼玉県内にて出張買取させて頂きました。
有難うございました。
横尾さんは1925年の創業。神田ALPSの萩原さんが、自店を廃業したとき、その後のユーザーのメンテナンスを横尾さんに頼んだりと、自分は「東京下町はALPSとHOLKS」、というイメージが強く残っております。
小職も自分の1978年DE・ROSAをオーバーホールしに、いちどお願いしたことがあります。
店内にはメルクスオレンジのDE・ROSAが飾ってあり、あれは欲しかったですね。
ALPSさんが廃業した今、ツーリング/ロードレーサーというジャンルは違いあれど、同時代のショップはHOLKSさんだけですね。どちらもビルダーさんではなく、フレームの製作は外部委託し、設計を行うプロショップでした。(こちらのモデルは東叡社に委託品ですが、現在は未確認です)

横尾双輪館さんのサイトはこちらです。
・1997年2月オーダー
・製作 東叡社
・フレーム:タンゲ プレステージ
・ヘッド小物:カンパコーラス
・BB:カンパ
・ギア:カンパ50×40×30T
・ハブ:カンパ レコード
・スポーク:スイスDT
・リム:マビック REFLEX
・タイヤ 700C WO
・スプロケット:カンパ ベローチェ13-26 8S
・チェーン:カンパ
・デュアルコントールレバー :カンパ
・F/Rメカ:カンパ レーシングT
・クランク:カンパ レーシングT 170ミリ
・サドル:サンマルコ ロールス
・シートピラー:カンパ
・ハンドル:チネリ
・ステム:チネリ
・シートステーにチェーンフック
・各場所にHOLKSの刻印有。


三月銀輪館ではオーダーのロードレーサー等を買取しております。
三月銀輪館のサイトより、お気軽にご相談下さい。

SCAPIN 1985年製ロードレーサーを出張買取致しました。

 

1985年製、コロンバスSLXフレームの旧車に、126ミリエンドを130ミリへ拡げて、現代のカンパを実装した1台です。
・重量:写真実測で約 8.8kg
・サイズ:シートC-T約530mm、トップC-C約530ミリ(実測のため誤差はご容赦下さい)
・ホイール:Campagnolo Eurus Mega G3クリンチャーホイールセット(2016年購入)
・タイヤ:RUBINO PRO
・コンポーネント:CAMPAGNOLO ATHENA 11 CARBON BLACK GROUPSET(2016年購入)
・ハンドル:NITTO M106 NAS
・ステム:tradizione STEM
・サドル:BONTRAGER affinity
・シートポスト:トラディツィオーネ
--------------------------
このようなビンテージ車、カスタム車も買取させて頂いております。
三月銀輪館のサイトよりお気軽にご相談下さい。
お待ちしております。

ケルビム・シクロウネのロードレーサーを出張買取致しました。

  • RIMG8968a
    埼玉県のコレクター様より、1976年頃?のシクロウネのロードレーサーを出張買取させて頂きました。有難うございました。
    シクロウネといえば三連勝(3Rensho)ブランドですが、ロゴがまだCYCLONE時代です。RIMG8978a
    「ケルビムサイクル」のヘッドマーク。RIMG8992a
    同じくシートチューブのマーク。
    CCI20160510s
    ケルビムサイクルがシクロウネに社名変更したのは1976年7月1日(当時のニューサイクリング誌広告より)。「シクロウネ CHERUBIM CYLCE」とありますので、このロードがどちらの時代かは不明ですが、3renshoではないマークは貴重だと思います。
    RIMG8970A
    代表は今野義氏。昭和17年茨城県生まれ。高校時代より自転車競技をはじめ、法政大学、丸石自転車と競技を続け、その後、コーチ、監督も歴任。昭和48年、東京都の東大和市にケルビムサイクルを開業。昭和49年に柏支店開業、50年に両店を合併し柏を本拠地としました(当時のカタログより要約。)
    現在のケルビムの今野仁氏の弟さんですね。
    RIMG9026a左側のチェーンステーにある今野氏のサイン。
    RIMG8993a
    シートは集合ステー。フレームの線引がいかにもオーダー車です。
    年代の割には各ラグのメッキがとても綺麗で、チェンジ類のパーツも問題なし、とても大事ににされていらっしゃったことが分かります。
    お譲り頂きましてどうも有難うございました。
    ---
    三月銀輪館では昔のロードレーサーを買取させて頂きます。ハンドメイドのオーダー車からメーカー車まで、国産・海外問わず、是非ご相談下さい。
    フリーダイヤル:0120-68-3196又は三月銀輪館のサイトよりご依頼下さい。お待ちしております。

ナカガワのオーダーロードレーサーを持込買取頂きました。

time_ma_chine-img600x450-1459763255bgh5ft1170
横浜にお住まいの方より、わざわざ持込買取でお譲り頂きました。有難うございました。
ナカガワサイクルワークスのオーダーロードです。
ナカガワは大阪のビルダーですが、神奈川県藤沢市の秋山サイクルさんを通じてオーダーされたとのこと。ピンク色が特徴で、ひと目で分かりますね。
e3uxvyhg6zso9年代としては1990年か1991年頃。メインパーツはシマノデュラエース。まだ手元シフト(STI)発売当初だったので、こちらは見送り、従来のWレバーを選択されたそうです。
n4

こちらは『自転車La strada ロードレーサー’88』より。ほぼ同色ですね。紙面のモデルは、パイプがタンゲのプレステージですが、お客様のモデルはN0.2です。軽さは負けますが、その分、ガシガシ踏めるでしょう。これでシマノの鈴鹿ロードや、乗鞍のヒルクライムに参加されたそうです。
「自転車の性能は下りで出る。上りはほとんど人間の脚の差だけど、自転車の差は下ったらすぐわかる」はビルダー中川氏の弁(『ハンドメイド自転車工房』八重洲出版)より。
-----
三月銀輪館では、オーダーのロードバイクも買取しております。店頭買取はもちろん、無料の出張買取も受付中。三月銀輪館のサイトまたはフリーダイヤル:0120-68-3196(10-20時)まで、お気軽にご相談下さい。

古いオーダーのロードレーサー(フレンド商会レオパード)を持込買取

Exif_JPEG_PICTURE
群馬県のお客様より、オーダーのロードレーサーを店頭持込にて買取させて頂きました。
フレンド商会善福寺店のショップオリジナル車で、レオパード号です。アッセンブリはカンパやチネリ。ちなみに阿佐ヶ谷の方はビクトリーがブランド名でした。

善福寺店の店長、中野昭ニ氏は、フランスのハンドメイド工房「メルシェ」が率いるチームで修行をされたという御仁。当時、ロードの場合はイタリアで修行が一般的と思いますが(デローザの長沢氏等)、フランスというのが渋い選択です。一度その修行時代のお話を是非お伺いしてみたいものですね。
Exif_JPEG_PICTURE
善福寺店はお店の看板がフランス国旗のトリコロールカラーに塗られており、フレームもトリコロールが有名ですが、こちらは青でシンプルにまとまった1台です。
製作は1979年か1980年あたりでは?とのことで、バンド止めのブレーキワイヤーなど、いかにも当時の雰囲気を醸し出している自転車です。
イタミの関係でフーデッドレバーのみ、シマノの黒へ換装。
Exif_JPEG_PICTURE
フレームはイシワタの019ではないとのことですので、一般的な022あたりでしょうか。
BB横のワイヤーリード直付工作(カンパ?)が、いかにもオーダー車らしい工作です。
Exif_JPEG_PICTURE
気分はメルクス!スギノの穴あきチェンリング。このような穴書き、小職も憧れました。
-------------
三月銀輪館では、古いロードバイクも買取させて頂きます。
店頭買取はもちろん、出張買取もお受けしております。
詳しくは、三月銀輪館のサイトまたはフリーダイヤル:0120-68-3196(10-20時)まで、お気軽にご相談下さい。

アラヤ ラレークラブモデル・TAクランク改をお譲り頂きました。

1
弊店のお隣の街、埼玉県熊谷市からのお持ち込みで、ラレーのクラブモデル(改)をお売り頂きました。どうも有難うございました。

ラレーはご存知イギリスのメーカーで、アラヤがライセンス生産をしているものです。
「クラブモデル」とは、イギリスの車種体系で、サイクリングクラブ員たちのモデル、つまり泥除けを外せばそのままロードレーサーにもなる自転車です。平地の多い英国では、かつてはダブルコグ(車輪をひっくり返すと固定/フリーになる)だったり、スターメーアーチャーのような内装変速機が主流で、山の多いフランスと違い外装変速機が発達しませんでした。
日本も昔は英国風のロードスタータイプ、日本でいえば実用車のようなタイプの自転車でサイクリングに行っていたものです。
それがルネ・エルスに代表されるフランスの車種体系が入ってきて、日本は一気にフランス流の自転車に傾いていった訳です。
そうはいっても、英国自転車については、日本では小池 一介氏(『華麗なる双輪主義 スタイルのある自転車生活』の著者)に代表されるように非常にマニアックな方が多いジャンルではあります。
小職も、ベレー帽を被って正装してロードスターに乗っている方を存じあげておりますが、それはそれはジェントルマン!という感じで、とても素敵なお姿でした。

2
遊びココロで色々と改造をされていらっしゃいまして、ハンドルを日東のフラットタイプに変更されている点と、ギアクランクをフランスのTA・クリテリウム52×48Tに換装されております。
3
サドルはGILLES BERTHOUD /ジルベルソー(ギルベルソー)。ソローニュのバッグで有名ですね。
フランス本国ではパーツ以外でも完成車も販売しています。ジルベルソーのサイトはこちらです。

このように日・英・仏と、日本のサイクリングの歴史を1台で表現するような、楽しい自転車となっておりました。
---------
三月銀輪館では、このようにカスタマイズされたロードバイクも買取させて頂きます。
店頭買取はもちろん、出張買取もお受けしておりますので、詳しくは、三月銀輪館のサイトまたはフリーダイヤル:0120-68-3196(10-20時)まで、お気軽にご相談下さい。

CASATI(カザーティ)ロードバイクをお売り頂きました。

1

店頭持ち込みで買い取りさせて頂きました1台。
イタリアのモンツァに構えるカザーティは創業が1920年。砂田弓弦氏の94年出版の本では年間生産台数が1400~1500台。MTBは1割で残りの9割がロードレーサー、製品7割が海外向け。一方、同じく99年のサイスポでは1500~1700台、100%ロードレーサー、家族を中心に従業員8名体制の記述があります(後注)。その紙面から砂田氏の記述を少し引用しますと、「ワイシャツ姿で溶接する2代目」のキャプションと共に-
<材質はスチールとアルミが半々で、イタリア向けはスチールが多く、海外向けはアルミが多いという構成だ。パイプはコロンバスとデチャダイを使用している。「スチールとアルミについては一長一短だね。スチールは若干重いけど、耐久性がある。アルミは軽いけど耐久性に欠ける。でもオレ(=当時の2代目店主、ジャンニ・カザーティ、現在は3代目)はアルミのあの太い感じが好きなんだ。某社のようにあまり行き過ぎては行けないけどね」とやっぱり見た目を大事にする。><(アルファロメオ)”156でオネーチャンもイチコロよ”的雰囲気が、このカザーティにもあると思う(中略)とにかく掛け値なしに美しい。>
(注」『イタリアの自転車工房 栄光のストーリー』アテネ書房1994年/『サイクルスポーツ』1999年7月号)
※もちろん、当時の状況のため、現在ではアルミよりもカーボンモデルを製作しております。ご参考:カザーティのサイトはこちら。4

ステーのフタの部分や、シートピラーの刻印。
日本での代理店は一時、岩井商会等が扱っておりましたが、現在はアクションスポーツさんが窓口となっております。デローザ、コルナゴ、チネリ・・・に比べると日本では少々マニアックなブランドといっても良いかもしれませんね。2 フレームはコロンバス。フロントーフォークの肩や、Wレバーの先、ステム横の刻印がオシャレなカザーティらしく素敵です。ダウンチューブに<made in Italy>のマーク有り。現在まで一貫してイタリア国内生産を貫いています。
ちなみに、バーテープに注目!キャットアイのシャイニィです。恐らくデッドストック品を巻かれたのでしょう。
5
<真珠の輝きを思わせる鮮やかな色彩で、高級スポーツ車にはベストな組み合わせです。みずみずしい肌ざわりは巻きやすく、雨や汗、汚れにも変化しません>サイクルスポーツ1982年10月号の広告より。
当時はキャットアイはまだブランド名、「株式会社津山金属製作所」が社名でした。3カンパでまとめた1台。フリーは6S、リアメカは恐らくビクトリーコルサと思われます。総合的に判断して、1980年代のロードレーサーと思われますが、如何でしょうか。
--------------------------
三月銀輪館では、ロードレーサーを高価買取しております。国産・海外の各ブランド、メーカー車からフルオーダー車まで、”ふつうの買取店”では取扱が難しいロードなら、是非一度、三月銀輪館にご相談下さい。フリーダイヤル:0120-68-3196(10-20時)またサイトより、お気軽にどうぞ。

古いロードバイク買取/ラピエール スペシャル・ツール・ド・フランス 1970年頃?

1
東京都のお客様より1970年頃のLapierre の”Special Tour de France”を無料出張にてお譲り頂きました。有難うございました。
フレームを入手されて以来、年代に合うようにパーツをコツコツ集められ、1年かけて完成された逸品です。
サイズはC-Tで約510ミリ。ヨーロッパ製のため大柄なサイズが多い中、小さなサイズは貴重かもしれません。
防犯登録も最寄りの自転車店でお客様にて抹消手続きを頂きました。お手数をおかけいたしました。
ちなみに他店様の最低見積価格は弊店の約1/4だったそうです。買取価格としてもご満足を頂きまして、弊店も嬉しく思います。
1-3センタープルのブレーキはCLB レーサー。ブレーキシューはデッドストック品を装着。
シフトレバーはユーレーのジュビリー(バンド止め)1-4 フレームはレイノルズ531。マーク付。1-5 ギアクランクはストロングライト93。52☓42T、170ミリ。
Fメカはユーレーのアルビー。
ペダルはリオター、タイヤはコンチネンタルのGIROです。
1-6 リアメカはユーレーのアルビー。ホイールはMavic Monthrely Pro、36H。1-7消えかかっておりますが・・・、「スペシャル・ツール・ド・フランス」の文字があります。

1-2
その他
・ヘッドセット/BB:カンパーニョロ ヌーボレコード。
・ハブはマキシカーのショートフランジ。
・ステムはATAX、ブレーキレバーはCLB。
・シートピラーはサンプレックスのバッヂ付。
・サドルはサンマルコのロールス。
以上となります。
この度はお譲り頂きまして、どうも有難うございました。


三月銀輪館では昔のロードレーサー、現行のロードバイクなど、皆さまの大切な自転車を高価買取させていただきます。
お問い合わせはフリーダイヤル:0120-68-3196(10-20時)または三月銀輪館のサイトよりお気軽にご相談下さい。お待ちしております。