丸石のエンペラー(ツーリングマスター)を埼玉県にて出張買い取りさせて頂きました。
有難うございました。
お客様によると2006年か2007年頃に購入されたそうです。ランドナーが絶滅寸前となり、深谷のダボス、パナソニックのPOS車もありましたが、街の自転車屋さんで”普通に”買えるランドナーは、この丸石一台切きりという状況でした。
そして丸石もいよいよ生産中止になるか?とか、フロントフォークがユニクラウンになるんじゃないか?という噂も流れ、思い切ってご購入されたとのことです。
購入されたのは、東京は京成高砂駅近く、サイクルショップ・ヒラガさん。こちらは昔ながらの街の自転車屋さんですが、ツーリングパーツの在庫をお持ちの、貴重なお店ですね。昔はお店のサイクリングクラブもあったようです。
現行品ですから、もちろん現行パーツで組まれています。
改造ポイントは3箇所。ひとつはフロント周りです。TA社のゼファーに換装されています。
最大が44、最小が24Tの3枚。リアの最小が27Tですから、ツーリングには丁度良いギア比ですね。
続いてタイヤです。今は無き神田のALPSが三ツ星に特注で作らせた細めのハチサンタイヤです。トレッドパターンも考え抜かれてあり、小職も店主の萩原さんからパターンの説明を受けたことがあります。路面への引っかかりが良く、舗装路から悪路までオールラウンドな対応が可能ということでした。
最後はサドル。ブルックス・プロフェッショナル(ブルプロ)でした。
小職もツーリング車は全てブルプロです。お尻が痛いという革サドルですが、自分は不思議と痛くなりません・・・。
カンチブレーキ、ヨシガイの上出しブレーキレバー&Wレバー、ヘッドは輪行対応です。
このあたりは定番ですね。
フロントキャリアは日東の市販モデルです。そのため泥除けとのバランスは目を瞑って下さい・・・とのことでした(お気持ちはわかります)。
ホームセンターで購入した平ゴムを加工したマッドフラップが付いておりました。
ソローニュ(ギルベルソー)の皮製を型紙として加工したそうです。
現在はツーリング車も復活傾向にあります。
こちらもお客様も、丸石号を卒業して、次はTOEIのショップオーダーに挑戦されるそうです。
是非お気に入りの一台になりますように・・・。
三月銀輪館では、現行品から昔のランドナー、スポルティーフ、クルスルートなどを積極的に買い取りさせて頂いております。
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