今年も「さいたまクリテリウム」が実施され、チーム「ジャイアント・アルペシン」のジョン・デゲンコルブ選手が優勝したのは記憶に新しいところです。
余談ですが、ちなみにクリテリウムとは小さな周回コースを走り競うものです。昔はマファック社から「マファック・クリテリウム」というブレーキもありましたので、そちらでご存知の方も多いかもしれません。
さて、その前日イベントとして「「ツール・ド・フランス観戦塾」が開かれましたので、今回はその観戦記です。(店員Kより)
J・ SPORTSオンデマンドでも放送されておりましたのでご存知の方は多いかもしれませんが、「さいたまクリテリウム」の広報イベントとしてレース前日に開催されました。
出演者はツール・ド・フランス司会としてお馴染みのサッシャ、栗村修の両氏を司会とし、ロードレースではいくつも優勝を経験した生きる伝説のベルナール・イノー、そして、翌日走行予定の新城幸也・別府史之選手、そして海外招待選手のクリス・フルーム、ホアキン・ロドリゲス、ロメン・バルデ、そしてジョン・デゲンコルブ選手となっています。
ちなみにイノーといえば、1985年のツールで落車して鼻を骨折、鼻血を出しての激走を、当時はNHKでダイジェストが放送されたこともあり、ご記憶の方もいらしゃるかもしれません。
最初のイベントはイノー、新城、別府選手らによる来年2016年のツール・ド・フランスコースの解説です。
その中で新城選手は「来年は3つのグランツールすべてに出場してもよいと思っている」と発言していたので今から楽しみですね。
(※グランツール:欧州で開催されるプロレースでジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャのことを指します。)
続いて行われたのが、海外招待選手4名による法被ジョーヌをかけたクイズ大会です。
3問目もクイズと思いきや今回は絵心対決ということで、さいたま市のPRキャラのヌゥ君のイラストを描いて、一番美味かった選手が優勝というものでした。
会場にもヌゥ君は来ていましたが、栗村氏は事前にお手本ということで描いてきており、中々上手です。
海外招待選手4名は、あまり絵心はなかった模様でしたが、勝負師の目つきになり真剣に描いていました。しかしフルーム選手はヌゥ君をあまり見ずに栗村氏が掲げたイラストをジッとみて描いており最後にカンニングを指摘されていました(笑)
最終的に優勝はデゲンコルブ選手となり法被ジョーヌと副賞の岩槻特産のミニ兜が送られていました。
という訳で、スター選手を身近に見るのは、良いイベントかもしれません。
「さいたまクリテリウム」も2013年に始まったばかりの、まだ新しいイベントです。マラソンと違い、自転車レースはまだまだ日本では馴染みがあるとは言えません。まだ試行錯誤だと思いますが、是非、今後とも続けて頂いて、お馴染みのイベントになる位、大きくなって欲しいと思います。